ケチというのは、つけようとおもえばいくらでもつけることができる。
ケチをつけることができないものなど、存在しない。
そういう自覚なしにつけるケチは、まとはずれでつまらない。
「一億総つっこみ社会」とかいわれたこともあるけど、
つっこみにもセンスが必要だとわかっている人はどれくらいいるのかな。

 

ネットで見聞きしたことにたいし、
「その発想はなかった」という本心を隠して、
理屈や屁理屈で難癖をつけることほどつまらない反応はないかもしれない。
もしかしたらそれは、コロンブスの卵みたいなユニークな発想ができなかった自分のプライドを守るための無意識的な反応なのかもしれない。
「その程度のアイデアなら自分はとっくの昔に似たようなこと思いついてたし——」
みたいな。

 

それならそのおもしろい発想にたいして、
それいじょうにおもしろい・気の利いたアイデアで返してやればおもしろいんだけど、
それもうまくおもいつかないから、
紋切り型の言葉でケチをつけて排除する。

 

それはただの思考停止かもしれないのに。
興ざめだね。
もっとあたまつかってよ!

 

決定版 一億総ツッコミ時代 (講談社文庫)
 
一億総ツッコミ時代 (星海社新書)

一億総ツッコミ時代 (星海社新書)