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映画『ラブ・アゲイン』これは意外と傑作

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映画『ラブ・アゲイン

なんだよこの邦題は?だれがつけたんだ?!

これじゃまるで韓流ドラマみたいで恥ずかしいじゃないかw

 

だって原題(原題: Crazy, Stupid, Love.)ですよ……。

ラwブwアwゲwイwンw

ってそんなことはどうでもよくて、

この映画、くっそおもろかったです。

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コメディ入ったまあふつうの人間ドラマなんだけど、そのそれぞれの人間関係やプロットが、ここまで良くできた映画は久しぶりに見た。すごい。びっくうり。

 

とある家族が話の中核になってるんだけど、いきなり五角関係じゃねーか。それも歳の差関係もあれば、一方的だったり、密かに秘められた思いだったり。でも、そんなにドロドロとした感じではないのがいいところ。

 

奥さんが同僚と不倫して、旦那は絶望、雇われてるベビーシッターはその旦那(たぶん40ぐらい)のことが内心好きで、旦那の息子(まだ13のガキ)はベビーシッター(たしか17歳)を愛してる。それがそれぞれがそれぞれの思惑や気持ちが交錯して、かなり複雑な事情になってるんですね。

 

もう出だしからこれで、いったいどうなっていくんだろうって感じなんだけど、そこに遊び人の資産持ちプレイボーイ(主人公と同じくらいの40っぽいけど現役感あふれるイケメン親父)が出てきて、主人公の旦那にモテモテ術を指南したり。その他もろもろ。

 

大勢登場人物が出てくる割には、きちんと人物が描き分けられているのが成功しているので、見ていて混乱することはないです。

 

そのへんはもう、歴史的名画『トッツィー』を思い出した。なんていったら褒めすぎになってしまうかもしれないけど。実際うまい。

 

そのうえ後半、終盤過ぎの目まぐるしい大混乱の発生シークエンスには感心した。さらなる複雑化。あ、あれとあれがああいうつながりがあったのか、これ五角どころか七角ぐらいの複雑な関係なんじゃないかと(正確に数えたらもう何人がごちゃごちゃ絡み合ってるかわからないけど)。それも無理なく説得力のある展開で、素直におもしろかったです。

 

こんなにいろんなひとたちといろんなおもいが、ぐるぐる渦巻き、空回りしたりしなかったりしてる。その人間ドラマが本当にストーリーに引き込まれる。

 

それにもちろんだけど、終始こまかな部分まで、かなり計算されて作られてるんだ。この脚本書いた人は天才だよ。まあたぶん監督もね。

 

だれだろう。調べるのめんどくさいからまあいいや。そのうち気が向いたら調べることにする。なんでもすぐに「ググる」癖って、最近、つまんない行為だよなあっておもう。なんかわからないものはわからないままで、作品そのものだけを、その余韻を転がすように味わう時間てのもあった方がいいんじゃないの。

直ぐに調べあげて、情強気取りなんて、だれでもできるから。だれがどの監督でどれがなんとかかんとかとか、そんなうんちくは、全員が簡単に手に入れられるんだから。そんなことより自分にしか言えないことをいえよ。っていう。ま、それは余談だけど。また怒りをプチ爆発させてしまった。

 

とにかくこの映画はすごく良くできてる。

良くできてるという言い方が、客観的で余裕な感じに聞こえてしまうので、もっといえば、近年まれに見る、極上の人間ドラマだ。

 

そして、この映画のテーマのひとつ、”魂の伴侶”=ソウルメイト。そんなものが存在するのだろうか。信じたい気もするし、信じられない気もする。でも、やっぱり信じたい。問題は、自分の場合、死ぬまで到底会えそうにないってことだwww

 

あ、随所に挿入される音楽も、個人的にすごい好み。

ストーリーそのものが良すぎてうっかり忘れるところだった。

いい映画だ。良すぎる映画だ。それはとても危険なことだ。

なぜなら、自分のこれまでの人生がまるでゴミのようだったってことを思い出してしまうから。

はい。またうつがぶりかえしそうです。

でもそれくらい強力な映画じゃないと見る価値ないね!

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