「There's a Riot Goin on」の元ネタとか元ネタとか元ネタとかのおはなし

 

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そいえば、まえの記事で紹介したスライ&ファミリーストーン

その歴史的名盤「暴動」

原題「There's a Riot Goin on」ですが、

そのタイトルトラックというのが無音であるというのは、

洋楽ロックファンならよく知っているとおもいます。

もちろん人種差別関係の問題を示唆したタイトルなんですが、

「暴動が起きている」というタイトルが無音だというのが、

非常に皮肉なかんじがしますね。

もうそれ自体で強烈な抗議をあらわしているような

そんな不穏な空気。

曲の長さは0:00

タイトルのクレジットはされていますが、

CDの盤によっては、トラックのカウントすらなかったりします。

リリースされたのが1971年ですから、当然レコード。

ある意味めちゃくちゃ過激ですね。

この「There's a Riot Goin on」というタイトルは、

同じく1971年にリリースされたマーヴィン・ゲイ

「What's Going On」というこれまた名盤・名曲に対する

アンサーソングとしてつけられたという経緯もあるようです。

ぜんぜん「ソング」じゃないですけど。

その「What's Going On」も、

人種差別の社会的問題をテーマにした曲です。

音楽的にも史上最強の名曲です。

What's Going on

What's Going on

「What's Going On」が5月発売で、

「There's a Riot Goin on」が11月発売。

当時の音楽シーンはさぞかし活気があったのでしょうねー。

もちろん俺は産まれてすらいないデブ。

ただその「There's a Riot Goin on」というフレーズ自体、

どこかでききおぼえがあるなあとおもったら、

実際にそういうフレーズを歌詞にふくんでいる曲があったんです。

The Robinsという1950年代のR&Bグループの

「Riot In Cell Block #9」という曲の

さびの部分で印象的にくりかえされているフレーズだったんですね。

You Tubeで聴けます。

Riot in cell block number 9- The robins - YouTube

刑務所の第9番独房で騒ぎが起きているとかいう歌詞みたいです。

かっこいい曲ですね。力強い。

1950年代から、数々の名曲を送り出してきた作曲家コンビ、

リーバー&ストーラーの作品ですから当然です。

収録されているCDを捜したのですが、

Amazonですら見つけられませんでした!!!

ナントイウアリサマ……。

この曲はグレイトフル・デッドから、ビーチボーイズ、コースターズ、ワンダ・ジャクソン、ジョニー・ウインタードクター・フィールグッド、ブルースブラザーズ、そしてジョニー・キャッシュまで、じつに大勢の人にカバーされているというのに。

なんとか頑張って捜してみたら、

コンピレーションアルバムに入っているのを見つけました。

50 Rock & Roll Originals

50 Rock & Roll Originals

なんだか在庫があまりなさそうなかんじで収録曲すら書いてませんけど……。

↓こっちはmp3ダウンロード版です。16曲目です。

ちなみにこのアルバム、どの曲も歴史的名曲ばかりです。

アメリカのルーツ音楽に興味のあるかたなら必聴じゃないでしょうか。

50 Rock And Roll Originals

50 Rock And Roll Originals

とにかくこういう名曲があったから、すぐさま「アンサー」として、

こういったフレーズをもってこれたんですね。

ほんとアメリカの大衆音楽は、

なかなか奥が深いものですねー。