萌え豚中年オヤジの愛読書と成り果てたライトノベルの息の根を止める18の非効率的な方法4(完結篇)

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 そうだ。パイルドライバー。脳天杭打ちだ。僕は逆さづりに持ち上げられ、妹びっちの股ぐらに顔面をがっちりと挟み込ませられながら、そのまま尻餅をつくという形で、脳天をフロアに直撃させられたのだ。

 しかしながら、痛みはそう感じずにすんだ。

 なんとなれば、我が妹のマタグラーの豊穣なストロベリーのスメルが実に香ばしくてほとんど昇天しかけていたからだ。

マグダラで眠れ (電撃文庫)

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 陰険な犯罪者集団。・w・。

 まさに天にも昇る心地。

 らのべえ的にはやはりこうでなくては。

 過剰な暴力?

 豚には刺激が強すぎて嫌悪感を感じる感を感じまくられて忌避される懸念と危惧を感じる感を感じる?

 豚を甘やかしてはいけない。

 なにしろ僕はラノベワールドの極北なのだ。

 ダレガトクスルノカ。

 わたしだ。

 燃え豚おじさんのしなびたプライドなんかどぶに捨ててしまえ。冗談の通じないじじいの発想がワールドを衰退させ滅亡させるんだ。僕は僕として、らのべえとしてこの世界を死守するのだ。

「下痢便ジュースをとりもろす!」

スミヤ精肉店 話題の自家製焼豚(1本)特製タレ付
 

 

  ぺろえろ。

 すとろべりー・ろくきゅう。うらやましだろう。えろぺろ。

 キッチガーイ兄妹。

「僕と妹はこすぷれせくーすしかできない」

 よし、タイトルは決まった。

 問題はこの物語のセントラル・クエスチョンはいったいなんなのかということだ。

 それがないからだらだらオープニングでだらだら弛緩しただらだら日常展開をだらだら続ける愚行を続けるということになってしまうのだ。妹に朝起こされてなんたらかんたら。学校に登校して通学途上で級友にわざとらしく出会って、

「やべっ、遅刻だ。俺、先に行ってるからな!」

 などとありえない科白を抜かす。

 台詞でいいじゃん。

 セリフで。

 そうすることが小説だとでもおもっているのか。あるいはオープニングにとってつけた序章をつけて。いきなりクライマックスの情景。窮地の描写。思わせぶりなアトラクション。そんな小手先のテクニックでこの僕が引きつけられるとでもおもっているのか。

 子供だましにもならないね。

ベスト・オブ・エルヴィス・コステロ~ファースト 10イヤーズ

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  この物語はそんな腐った原風景と見せかけて、実はもう完全に幕を開けていたのだ。

 なぜならこのストーリーのセントラルクエスチョンは、僕が学校へ行けるのかどうかという、その一点にあるのだから。

「そうだ。おまえにとっての学校は、カフカにとっての城にあたるのだ」

 コーンフレークマンがいった。

「城だって?」

 僕は目を見張った。

 カフカの城といえば、城に用があるのにどうしても城に近づくことができない男の話だ。そしてその結末は。

「エターナル……」

 僕は独りごちた。

城 (新潮文庫)

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  テーブルのコーンフレークがおっぱいミルクできらきら朝の光を反射させていた。だれのおぱーいマラコーだろうか。マラコーはミルクのことだ。時計じかけのオレンジぐらい僕だってヨーデル。映画のほうは退屈だったけど。意識の流れ。ヴァージニア・ウルフ灯台へ

時計じかけのオレンジ 完全版 (ハヤカワepi文庫 ハ 1-1)

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  エターナルという単語の響きに僕は少しくめまいがした。

「おそるべきことだ」

 コーンフレークマンはいった。

「是非とも避けたいことですね」と僕。

「しかし避けられるだろうか」コーンフレークマン。

「避けなければならないですよね」

「そこがこの物語の鍵を握っている以上は避けうべくもないやっかいごとだ。Kはとうとう城にたどり着けなかった」

「おい、なんてことを言うんだ!」

 僕は腰を浮かせた。

 そう。僕たちはいつのまにか妹の部屋からダイナーに移動していたのだ。いちいち説明しないといけないのか。くそめんどくせ。少しは脳みそ働かせろよ。不親切? いけないか。

「しかし城に入れなかったことは事実だよ。あれは未完成のままぷっつり話が途切れているんだ」コーンフレークマンはいった。

「だからそれネタバレじゃないか。それじゃまだカフカの城を読んでない人に悪いじゃないか」

「そうかな。小説を読む楽しみは結末がわかっているかどうかは関係ないこともある」

「なんだって!?」

灯台へ (岩波文庫)

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Eternal

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