Amazonの圧倒的な研磨力に、ついに俺は精神に異常を来した!(1/2)+

 

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Amazonで文庫本を買った。

郵便で届けられた。

コーマック・マッカーシー「血と暴力の国」だ。

血と暴力の国 (扶桑社ミステリー)

血と暴力の国 (扶桑社ミステリー)

 

早く読みたかったのでテンションがあがった。

わくわくして開封した。

そして表紙を開いたらいきなり。

 

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ページが折りたたまれていた。

マーケットプレイスの古本ではない。

Amazonの在庫から新品を買ったのに。

でも、まあ1ページだけだ。

がまんしよう……

と思って本をそっと閉じた。

なんか表紙がへこんでるのに気づいた。

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本とカバーのサイズが合っていない。

研磨したのか。

横方向に筋がある。

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まあちょっと研磨したくらいしょうがない。

と思ったけどちょっとどころではないような気がした。

カバーを外してみた。

上の背表紙。

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すごい削れてるね!

下も……。

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上下にバリができていた。

もちろんすべてのページにも、

餃子のハネみたいにバリができている。

ていうかこういうの「バリ」っていうのかな。

まあいいや。

いったいどれくらい研磨で削られたのか。

同じ出版社の同じ文庫の叢書で比較してみよう。

うちにあるのを適当に集めてみた。

できるだけ同じ年に発行されているのを選んだ。

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まんなかが今回新品で買ったやつ。

後ろから見ると。

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あきらかに本の大きさがちがう……

ちなみにこれでも、

両脇の2冊も研磨されてはいる。

奇術師の密室 (扶桑社ミステリー)

奇術師の密室 (扶桑社ミステリー)

 

リチャード・マシスン「奇術師の密室」は、

古本屋でみつけて50円で買った。

研磨されている。

まあ古本ならしかたない。

ポップ1280 (扶桑社ミステリー)

ポップ1280 (扶桑社ミステリー)

 

ジム・トンプスン「ポップ1280」は、

まえにAmazon新品で買った。

これも研磨されていた。

だけど気にすることはなかった。

新品でも研磨されているものは多い。

そう。

俺は多少の研磨なら赦せるのだ。

そんなに神経質なたちではないのだ!

……と思う。

 

それはともかく、

今回届いた本をぱらぱらめくってみた。

なんかマージンがおかしいような。

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下のほうがみょうに狭苦しい感じがする。

気のせいかな……

それとは別問題だけど、

ぴたりと本を閉じたとき、

カバーの折り返し(?)が、

斜めに、はみ出ているのに気づいた。

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なんでこんなことになるんですかね……

悲しい気持ちになった。

俺は泣きながら

「もっとましな状態のやつはないのでございましょうか」

Amazonにたずねた。

そしたら、

「交換品送る手続きしといてやったから、そいつ返品しろや」

と丁寧な返事が来た。

俺は小便をちびった。

そのまま2日待っていたら本が届いた。

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右が新しく届いた交換品だ。

光の反射の加減で、

カバーの上部に筋が入っていて、

この時点ですでに似たような状態の本だとわかった。

だから俺はきいたんだ。

「もっとましな状態のやつはないのでございましょうか」と。

このとき在庫は7点か8点あると表示されていたが、

きっとどれも同じ状態なんだろう。

同じならいらないよ。

返品作業とか面倒くさくなるだけだから……。

いちおう両者を比べてみた。

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右が新しく届いたほう。

うん。

区別がつかない……

ちなみに

最初に届いたのが第四刷で、

新しく届いたのが第一刷だった。

同じページを開いて比較してみた。

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下部のマージンが違っていた。

(遠近法ではない……)

右が交換品として届けられたほう。

ちょっと余白に余裕がある。

ましなのはこの部分だけだった。

もう疲れたので、

届けられたときに入っていた封筒みたいなのにいれて、

Amazonさんに命じられたままに返品することにした。

着払いでよいそうだ。

といっても、

だらだらとした返品マニュアルを読まされ、

返品用のバーコードをプリント印刷させられ、

糊で貼ったり、

用もないのに郵便局の窓口に行って、

ゆうパックの着払いの用紙に

住所とかいろいろ書かせられ、

お願いしますと頭をさげ……。

俺はそういったことを、涙を流しながらやった。


(つぎの記事につづく)