「ルビンの壺が割れた」取り返しのつかないことをしてしまった新潮社!
「ルビンの壺が割れた」宿野かほる(新潮社)
Twitterで口コミを誘発する形で宣伝とか、
期間限定無料公開とか、
異様なまでの煽り(後述)とかねえ…。
「ネットで盛り上がり!」に荷担してあげようか。
これだけ強引にやれば売れるだろうなー。
2回はできない手法だ。
売り方も1回限りのやり方というのもあるけど、
なにより、基本的にまず、
「内容」が「宣伝に伴っていない」
だから余計、次はない。
典型的な「売り逃げ商法」に、
新潮社は手を出してしまったわけだ…。
革新的?
SNSを利用した宣伝手法が革新的なのではない。
ここまで臆面もなく「売り逃げ」しようという方針を、
実際にやってしまったことが、
革新的。(もちろん、悪い意味で)
作者への不信感が残るだけではなく、
新潮社という出版社への不信感も根強く残った。
こういうことはやらない会社
だと思っていた(勝手な思い込み)のに、
がっかりだ。
こういう不信感は一度、壊れたら、
なかなか元には戻らない。
ネタバレするほどのオチでもない。
衝撃よりも、呆れた。
以下、新潮社の編集部、編集者たちの
過剰なまでの「煽り」をどぞ…。
(魚拓 https://archive.fo/XsBx0 から引用)
↓ 新潮社用 社内でも驚嘆の声続々
オリエント急行(殺人事件)クラスの衝撃!!
少なくとも年に100冊は小説を読みますが、ここ5年で最も驚かされた作品。
そのうちに奇妙にうねりだす読み味に、ページを繰る手が止まらなくなり、最後には、ただただ絶句……。
たとえこれが他社本でも、間違いなくお薦めしますね。絶対に読み逃さないでください。
読んだ人にしかわからない、この衝撃体験を共に語り合いたいです!
これから、まっさらな状態でこの作品を読めるなんて、本当に羨ましくて仕方ない。
大満足の読書体験をお約束します。この作品、売れる予感しかしない!!
人の秘密を垣間見ているようなスリリングな読書体験に、読みながらドキドキとワクワクがとまりませんでした。「とにかく読んでみて!」と人に薦めたくなる小説です。
読み終わった人と、この本について語り合いたい! そんな思いにかられるミステリーでした。
身の毛がよだち、悪寒が走る戦慄の仮面(ペルソナ)小説。
「ルビンの壺」の絵を見たときのような「図」と「地」の関係性の変化にドキドキしました。
読後に誰かと語り合いたくなること間違いなしです!
かつての恋人と、SNSでつながってしまうと、こんなことになるのか……
『賭博黙示録カイジ』を彷彿とさせるような展開に、「エライもん読んでしまった!」という読後感です。
……読んでください。驚きます。
大事なことなので…
新潮社は
典型的な
「売り逃げ商法」に、
とうとう
手を出してしまったわけだ!
こういうのって、
短期的には儲かるだろうけど、
長期的には本離れ・出版不況に拍車を掛けるじゃないかな?
つまり目先の利益を優先して、
自分の首を絞めることを出版業界はやっている、
その典型例ということ。
そんなに出版社大変なんですかー。
そろそろ大手出版社が倒産したりするのかな?